PHPプロ!マニュアル Linux版PHPインストールガイド

PHP マニュアル

PHP Manual

Linux版PHPのインストールマニュアル

Linux版PHPのインストール方法を紹介します。ディストリビューションごとのパッケージをインストールする方法もありますが、このページでははソースからのインストールを紹介します。

インストールの準備

PHPをインストールして動かすためには、いくつか必要なものがあります。http://www.php.net/manual/ja/install.unix.phpによると、まずはソースからコンパイルするためにC言語のコンパイラが必要になります。おそらくgccを使用することになるでしょう。

次に、flex、bisonといったソフトウェアが必要になります。あとはWebサーバーと、使用するモジュールで必要なソフトウェアです。最低限configureからmakeまでができる環境が整っていて、Apacheがインストールされていれば問題はないでしょう。

なお、flexとbisonで推奨されるバージョンはそれぞれ以下のとおりとなります。

  • flex: バージョン 2.5.4
  • bison: バージョン 1.28 (推奨), 1.35, または 1.75

ソースの入手

では、PHPのインストールを行ってみましょう。最後にmake installを行うまではroot権限で行う必要はなく、一般ユーザーで行った方がよいでしょう。PHPをインストールするには、当然ソースコードがなければ始まりませんので、まずはソースコードをhttp://www.php.net/downloads.phpからダウンロードして展開しましょう。

現時点(2008年12月現在)では5.2.8がバージョン5系列の最新版です。

$ wget http://jp2.php.net/get/php-5.2.8.tar.gz/from/jp.php.net/mirror
$ tar xvzf php-5.2.8.tar.gz
$ cd php-5.2.8

これで、ソースの準備が整いました。なお、最新の安定版はhttp://www.php.net/downloads.phpからダウンロードすることができますが、旧バージョンはhttp://www.php.net/releases.phpから、開発版についてはhttp://snaps.php.net/からダウンロードできます。バージョン5.3や6.0をインストールしてみる場合は開発版のダウンロードページからソースをダウンロードしてください。

configure、make、make install

ソースを展開したらconfigureを実行します。configureには非常に多くのオプションがあるので、詳細については./configures --helpを実行してください。今回は、Apacheのモジュールとして組み込む、日本語環境が使用できて、PostgreSQLとMySQLが使用できるようにします。下の例はApache2がインストールされている場合のものです。

$ ./configure --with-apxs2 --enable-mbstring \
  --enable-zend-multibyte --with-pgsql --with-mysql

※実際のコマンドは一行になります。

オプションとして--with-apxs2を指定してApacheに組み込むようにします。もしエラーが発生した場合はapxsが存在しない可能性があります。apxsはhttpd-develのパッケージをインストールすれば同時にインストールされます。apxsが存在するのにエラーとなっている場合は直接パスを --with-apxs2=/usr/sbin のように指定します。

Apache2のバージョンによっては--with-apxs2とするとエラーが発生してしまい、--with-apxs2filterと変更するとうまく行くことがあります。なお、Apache1系列がインストールされている場合は、--with-apxs2の代わりに--with-apxsを指定してください。また、configureを実行する前にCFLAGSやCXXFLAGSを指定するとPHPの実行ファイルを最適化することができます。

--enable-mbstring --enable-zend-multibyteは日本語環境を使用するためのオプションです。--with-pgsql、--with-mysqlはその名の通り、PostgreSQLとMySQLを使用するためのオプションです。こちらはパスを指定することもできるので、ソースからインストールしていて、パスを指定しなければならない場合には、きちんと指定しましょう。

configureが終了したら、あとはmakeを実行します。実行しているマシンパワーによってはかなり時間がかかることもあります。makeまではrootで行う必要はありませんが、make installはrootで実行します。

$ make
# make install

make installを実行したら、あとはphp.ini-recommendedを/usr/local/lib/php.iniにコピーします。ここから先はWindowsの場合と同じですので、Windowsへのインストールを参照してください。



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Q
ログファイルの中の空のデータ行を削除したい
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A
ログのデータ個数(列数)が固定で、空のログが"<><><>"だと既知であれば if ($line === "<><><>") { continue; } で読み飛ばしてもいいのでは? ...

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まずは配列や文字列の扱いから、じっくり勉強して行きましょう。

▲解説者:岡本(アシアル株式会社 教育コーディネーター兼 システムエンジニア)

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