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セッションのガーベッジコレクションをテストする
普段、何気なく使っているセッション機能や変数。理屈では理解していても、本当に思ったとおりに動作しているのでしょうか?
特に、ガーベッジコレクションに焦点をあてて挙動を見てみましょう。
まずrecommendの設定を使うと、
session.gc_probability = 1 session.gc_divisor = 100 session.gc_maxlifetime = 1440
となっています。
念のため、上記設定の挙動を再確認すると、
gc_probability ÷ gc_divisor × 100 = ガーベッジコレクションが行われる確率(%)
となり、上記設定だと100回のアクセスに1回ガーベッジコレクションが行われる確率となります。
また、gc_maxlifetimeは、セッションの有効期間(秒)を示しています。
つまり、24分間放置すると次に使おうとしてもセッションが切れてしまいます。
ここでテストを行いやすいように各設定を変更します。
session.gc_probability = 1 session.gc_divisor = 3 session.gc_maxlifetime = 30
phpinfo()のsessionの設定

こうすると、3回に1回のアクセスで、30秒以上経過した古いセッションファイルがガーベッジコレクションの機能により、削除されるのではないでしょうか。
テストを正確に行う為、セッションファイルを保存する/tmp内も全て削除しておきます。
<?php
session_save_path("/tmp");
session_start();
session_regenerate_id();
$session_dir = scandir(session_save_path());
print_r($session_dir);
このようなスクリプトを組んでおき、3回アクセス。ちなみにsession_regenerate_id()は、無駄なセッションファイルを生成する為の仕掛けです。
Array
(
[0] => .
[1] => ..
[2] => sess_42090b4559946e31497499c765c1fb3c
[3] => sess_8a5662097c1229722a315af54208c45b
[4] => sess_e790cda62c8f755f9330a58a826d47e9
)
最後のアクセスから30秒以上経過するのを待ち、再度アクセスを試みます。
Array
(
[0] => .
[1] => ..
)
ファイルが消えました。
予想通り30秒以上経過すると、ゴミと判断されてガーベッジコレクション機能が働いてくれました。
念のためですが、セッションのファイルが生成されるタイミングはスクリプトが終了してからなので、この直後に新たなセッションファイルが1つ作成されています。とてもスッキリしました。
次に、ガーベッジコレクションが行われるタイミングです。
テストは初の試みなので、おそらくsession_start()のタイミングで行われていることを想定し、
<?php
session_save_path("/tmp");
$old_session_dir = scandir(session_save_path());
session_start();
$new_session_dir = scandir(session_save_path());
session_regenerate_id()
print_r($old_session_dir);
print "\n";
print_r($new_session_dir);
Array
(
[0] => .
[1] => ..
[2] => sess_06a4c33a68f30a2aaff14ee910d2d7df
[3] => sess_1111b3fc918ab8649739427241d1ee87
)
Array
(
[0] => .
[1] => ..
[2] => sess_06a4c33a68f30a2aaff14ee910d2d7df
[3] => sess_1111b3fc918ab8649739427241d1ee87
)
間隔を置かずに、2回連続アクセスするとこのようになりました。
ここでまた30秒以上の経過を待ってアクセスを行います。
Array
(
[0] => .
[1] => ..
[2] => sess_06a4c33a68f30a2aaff14ee910d2d7df
[3] => sess_1111b3fc918ab8649739427241d1ee87
[4] => sess_e3d19f50de88e45422aea1d0a087ec67
)
Array
(
[0] => .
[1] => ..
)
予想通りの結果でした。session_start()内でガーベッジコレクションが行われています。
次に、ガーベッジコレクションは、「sess_」から始まるファイル以外も削除するのかの実験です。
<?php
session_save_path("/tmp");
session_start();
session_regenerate_id();
print_r(scandir(session_save_path()));
これだけの処理を記述しておき、全然違う名前のファイルを作成し、ガーベッジコレクション機能が「ゴミ」と判断するかを試します。
但し、ファイルを作成してから30秒以上経過してからアクセスを行います。
まずは、/tmp/a.phpにファイルを作成(Apacheの権限で作成)30秒待ってアクセスします。
Array
(
[0] => .
[1] => ..
[2] => a.php
[3] => sess_144ce6553ac72000ccc7bdf7ea8a38de
[4] => sess_277f838f8ab59985c2e6a8611374ccb2
[5] => sess_c1f4d859de5695c8005ca4b2e75fd802
[6] => sess_f996d6c24c01c6aca2e97e763b2f76dd
)
消えません。何度アクセスしても、a.phpは健在のままでしたので、sess_から始まるファイル以外は削除しないようです。
最後に/tmp/sess_aaaaaと、セッションファイルに似せたファイルを勝手に作成した場合は、ガーベッジコレクションの機能により削除されました。いくつかの疑問が解決してスッキリしました。テストが終わったので、設定を元の値に戻しましょう。
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