第1回 Web サービス APIを使ってみる - マッシュアップ講座
ZAPA先生のマッシュアップ講座
Lecutures on PHP
第1回 Web サービス APIを使ってみる (その1)
はじめに
近年、WebサービスAPIを無償で公開する企業が増え、インターネット業界全体でWebサービスAPIの公開が流行してきています。Amazon等のWeb2.0的なWebサービスAPIが成功したことにより、ビジネス面でも注目を集め、企業からのAPI公開が活発になってきています。それに伴い、WebサービスAPIを利用した便利で価値のあるマッシュアップサイトが増えてきました。実際に、そのようなマッシュアップサイトを利用したことのある方は多いのではないでしょうか?一方で、WebサービスAPIと聞くだけで、「難しそう…」と身構えてしまう人も多いかと思います。
本講座では、「WebサービスAPIの利用はそれほど難しくない」ということを実際に体験して理解してもらい、そしてマッシュアップサイトを作る手順を解説していきます。
今回紹介するAPI としては、初めてWeb サービスAPI に触れる人でも興味を持ちやすいように、以下のAPIを選んでみました。
- Web サイトのサムネイル画像表示
- ブログなどで利用されているRSS フィード表示
- はてなブックマークの人気エントリ表示
- ライブドアの天気予報表示
- フォト蔵の写真表示
- YouTube の動画表示
本講座をきっかけに少しでもWebサービスAPIに興味を持ってもらい、オリジナルのマッシュアップサイト作りに役立てれば幸いです。
Webサイトのサムネイルを表示する
WebサービスAPIは、問い合わせのレスポンスにXML形式で返すものが一般的です。Webサービスと聞くと「難しそう…」と思ってしまう方が多いのも、これらレスポンスのフォーマットにも原因があります。しかし、公開されているWebサービスAPIの中にはもっと簡単に扱うことができ、プログラミングの知識さえいらないAPIも存在します。マッシュアップサイトを作る第一歩目として、まずはもっとも簡単でわかりやすいAPIとして、「Webサイトのサムネイルを表示するAPI」の利用を体験してみましょう。
SimpleAPIを使ってみよう
「Webサイトのサムネイルを表示するAPI」はいくつものサービスがあります(*1)。今回は、日本で最も利用者の多い「SimpleAPI その1.ウェブサイトサムネイル作成API β版」(*2)を使ってWebサービスAPIを体験してみることにします。このAPIは、基本となるURLの後ろに画像を生成したいWebサイトのURLを追加するだけで、そのWebサイトのサムネイル画像を自動生成して表示してくれます。ベースURLは以下になります。
http://img.simpleapi.net/small/
試しにアシアル株式会社のURLを指定して、サムネイル画像を表示してみましょう。以下のURLをWebブラウザに入力してアクセスしてみて下さい。
http://img.simpleapi.net/small/http://www.asial.co.jp/
ブラウザにサムネイル画像が表示されれば成功です。実は、たったこれだけで、WebサービスAPIを利用していることになります。難しい知識など必要なく、普通にURLを指定してブラウザからアクセスするだけで利用できてしまいます。
また、HTMLに組み込んで画像を表示したい場合は、IMGタグを使って以下のように指定します(*3)。
サンプルとして、アシアル株式会社のサムネイル画像を表示するHTMLソースを以下のリスト1のように作成します。
● リスト1 simpleapi.html
1 <html>
2 <head>
3 <title>Webサイトのサムネイルを表示する</title>
4 </head>
5 <body>
6 <img src="http://img.simpleapi.net/small/http://www.asial.co.jp/">
7 </body>
8 </html>
■ simpleapi.htmlにアクセスした時の表示画面
以上、もっとも簡単なWebサービスAPIとして「Webサイトのサムネイルを表示するAPI」を解説しました。実際に体験してみて、WebサービスAPIの利用が「難しそう…」というイメージが払拭できたのではないでしょうか?このように簡単に利用でき、しかも利用価値の高いAPIは他にも存在します。WebサービスAPIを難しそうとは思わずに、積極的に触れていけばAPIの利用方法にも慣れてきて、そのうちマッシュアップサイトも作れるようになってきます。
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*1):「HTML2PDF WebサービスAPI」や「MozShot」や「サムネイルAPI」などいろいろなサービスがあります。それぞれ利用規約や画像生成結果が違いますので、状況に合わせて選択して下さい。
*2):http://img.simpleapi.net/
*3):もし画像が生成されない場合は、数時間待てば表示されるようになります。
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