第1回 データベースの世界へ足を踏み入れよう - MySQL講座
サカイ先生のMySQL講座
Lecutures on PHP
第1回 データベースの世界へ足を踏み入れよう (その1)
ごあいさつ
みなさん、こんにちは!データベース大好きなサカイです。みなさんは「データベース」というものに興味がありますか?本当は興味なんてないけれども仕事でどうしても使わなきゃいけない、難しそうだからできることなら避けたい、と思っている方もいるかもしれませんね。
もちろんデータベースをしっかりと取り扱うには長い経験と深い知識そして鋭い洞察力が必要です。でもこれからデータベースの勉強を始めようというあなたに、イキナリこんな難しいことを要求することはありません。
どんなエキスパートになるにも、そこに至るにはまず一歩から。常に学習を重ねていけば気づいたときには「データベース・プロフェッショナル」になっているかもしれません。
では、はじめましょう。
この講座でやること
最近のプログラム開発、とりわけWebプログラミングではデータベースを使わない開発はほとんどないと言ってよいと思います。
この講座では、データベース未経験の方を対象にデータベース操作の基本を学んでいただきます。データベース関係の記事をちらっとでも見たことがある方の中には、「データベース設計」や「正規化」などの言葉に軽い恐怖感を覚えた方もいると思います。
幸か不幸か、この講座ではこういったデータベースの設計に関することは取り扱いません。そういうのは経験ある先輩がやってくれるでしょうから、みなさんは、そういう先輩に一歩でも近づけるように、この講座でまずデータベース操作の基本を身につけましょう。
「データベース」とは?
とても簡単に言ってしまえば、データベースとは単に「データの貯まっているところ」(または貯まっているデータそのもの)です。そのデータをちゃんと管理しデータの出し入れの処理をしてくれるのが「データベース管理システム(DBMS; DataBase Management System)」です。 DBMS の事を単純に「データベース」と呼んでいることも多いようです。(本稿でも特に断りなく DBMS のことをデータベースと呼ぶことがあります。)
つまりデータベースとは極言すればデータを管理してくれるだけの道具ですので、データベースを使ったプログラミングとは、
- (1) プログラムがDBMSに処理の依頼をして
- (2) DBMSからその結果をもらう
というだけなのです(*1)。

(1)で言う「処理の依頼」とは具体的には主に
- (a) データを登録する依頼
- (b) 登録済みのデータを変更する依頼
- (c) 登録済みのデータを削除する依頼
- (d) 登録済みのデータの中から欲しいデータを取り出す依頼
です。どうですか?データベースのデータを取り扱うための本質はこんなにシンプルなのです。
世の中にはたくさんの DBMS があります。オープンソースDBMSとしては MySQL、PostgreSQL、Firebird(*2)などがよく知られていますし、非オープンソースでは Oracle が有名です。それぞれに特徴はあるものの、上に挙げた (a) ~ (d) の基本的な部分については大きな違いはありません。
この講座ではこれらのDBMSの中から、MySQL を使用して、データベース操作の基礎を紹介します。
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(*1) データベースは同時にたくさんの人が利用するものですから、DBMS内部ではデータの安全性を高めるために様々な工夫がなされています。
(*2) ウェブブラウザではありません。
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一つの目安として、ECサイトの購入情報など絶対に消えてはいけないものはDBに、カートなどの一時的に使用する情報や、ユーザに任意のタイミングで消去されても構わないものはセッションにと使い分けるといいでしょう。